原宿系、きゃりーぱみゅぱみゅへの傾倒

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PerfumeからKPPへ、中田ヤスタカの世界

Perfumeが世間を席巻し、一般化も進みつつある2012年、JPNツアーも盛況でテクノサウンドに浮かれていた頃、一方で中田ヤスタカが別にプロデュースしていた、きゃりーぱみゅぱみゅが徐々にメディアに取り上げられるようになります。
シングル曲「つけまつける」のリリース、実質の1stフルアルバム『ぱみゅぱみゅレボリューション』がリリースされ、同じプロデューサーの作品であるが故に、その楽曲の音色も比較的好きな部類のテクノポップであり、最初はPerfumeのついでに聴いてみる的なスタンスで、軽いノリで興味を持った程度でした。
しかし、リリースイベントに出向いて握手をしてもらったり徐々に距離を縮めると、それに加えて次のシングル「CANDY CANDY」がまさにピンポイントで好みの音作りだったため、CDを所有するのは時間の問題でした。
その後もキャッチーな楽曲をリリースし、今でもライブの定番でもある「インベーダーインベーダー」や「にんじゃりばんばん」を経てからは、かなり楽曲的も面白くて良い感触を受け、これはライブに行って現場の音を浴びるしかないと思うようになります。
2012年には既に接触を持っていたものの、アクシデントもあって実際のライブへの参戦は2014年まで待つことになります。実は、その前に1回当時の地元名古屋でZEPP名古屋のチケを譲ってもらうことになっていたのを、寝過ごして受け取り損なうという失態をやってしまい、半年以上初参戦が遅れてしまいます。
2014年に転勤で千葉在住になってから、彼女のツアーが現在の住まいのある船橋市の隣の市川市で開催されて居るのを知り、この近距離で見られるということに有り難いなと思ってる次第です。
現場で聞いたきゃりーぱみゅぱみゅの音楽は素晴らしいものでした。結局のところ、中田サウンドが素晴らしい訳なのですが、Perfumeともまた違って、よりポップで親近感のあるサウンドです。
彼女の国内ツアー公演は、主にホールクラスで行われるため近い距離で観ることが出来ます。ヲタ芸は勘弁ですが、振りコピは楽しいです。コアなファンはコスプレもしています。さすがにこれは自分には真似出来ませんが。そして、家族で子供連れ出来ている人が目立つのも特徴でしょうか。
Perfumeときゃりーぱみゅぱみゅで中田ヤスタカサウンドに魅了された私は、本家のCapsule(後に大文字のCAPSULEとロゴ改変)も調べないとダメだなと思うようになります。
Capsuleは、特殊なユニットだったので、実際現場で観るのはなかなか難しく、今まで1回しか観ていません。それもワンマンではなく、イベントの中での出来事です。ただ、そこで聴いた数曲は一生ものだと思いました。最近は主立った活動も少なくなったので益々レアな存在に成ってしまいました。
他にも、三戸なつめが「前髪切りすぎた」をスマッシュヒットさせるなど、中田ヤスタカの活躍は広範囲に渡っていました。
その後は、Capsuleこそ観てないもののKPP×YSTKとしてきゃりーと2人でステージに立つなどの機会も増えます。これは非常にアガります。まさにDJとパフォーマーですね。
中田ヤスタカのステージでは、その強みとして、プロデュース楽曲を自由に使えるという点があります。そう、Perfumeが居なくても、こしこが居なくてもPerfumeやCapsuleの曲が現場では流れる訳です。

只のファンでは済まなくなった、KPPの存在

気が付けば、きゃりーぱみゅぱみゅのツアーもPerfume同様、自分の生活に無くてはならないようになり、時にはそれ以上の楽しみを与えるものとなりました。しかし、原宿系としてインフルエンサーでもあった彼女も一時の勢いには陰りを見せます。
そんな中、2017年のIYAHOIツアーは自分にとって忘れられないツアーになります。原点回帰を思わせる「原宿いやほい」という楽曲をリリースし、きゃりー自身も何か思う所があったのかも知れませんが、この曲は思いで深い曲になりました。
初日の埼玉公演の日は、他の趣味のイベント(TVゲームのゼビウスのイベント)と重なってしまい、開演ギリギリを想定していました。しかし不慣れな地でタクシーもうまく掴まえることも出来ず、途中入場となってしまいます。今となっては、苦い思い出です。
結局これが悔しくて、急遽直近の千葉・市原公演のチケを取ってしまいます。奇しくも過去にこの会場を1回利用したことがありますが、その時もきゃりーで違う理由で途中入場した会場でした。
このツアーのセトリが非常に気に入った私は、京都、宮崎と調子に乗って予定外のチケットを調達していきます。京都は、親戚が住んでいるロケーションでしたが、新しい会場で非常に使い易い場所で気に入りました。座席も3列目で過去最前を更新し、目の前で本人のパフォーマンスを堪能しました。
宮崎については、実は故郷であり、ツアー参戦ついでに久しぶりに帰省を位の意味で取ったのです。飛行機に乗るのもかなり久しぶりでしたが、隔世の感がありました。2010年位に遠征生活を始めて、スマホによる便利さというものを実感していましたが、飛行機でもその利便性はとんでもなく進んでいるのでした。
そして、予定通り実家(会場からはさらに1時間以上遠い場所)にも顔を出し、出身地でのライブ参戦という夢も実現して満足の元、千葉・船橋に帰って来た直後に電話が入ります。
当時両親は健在でしたが、父が倒れたとの一報です。まさかとも思いましたが、一方で久しぶりに会ったことで安心してしまったのでは、と言う気持ちもあったのです。厳しい家庭だったので、父とは決して仲の良い関係ではありませんでしたが、最期の杯を酌み交わスコとが出来たのは、唯一の救いでした。
たまたま、今年のツアーで宮崎が組み込まれていたので、思いついた宮崎遠征&帰省だったのですが、きゃりーに導かれたあのではないか、と思ってしまうような出来事でした。
この後は、法事で何度も宮崎に帰ることがありましたが、またライブで九州遠征したいものです。
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原宿系きゃりーの周辺など

こうして、きゃりーぱみゅぱみゅは益々、身近な存在になり、ライブには欠かさず足を運ばないとと思うようになります。しかし、正直言うと、2017年以降の彼女のカリスマ性は薄れているような気もします。新曲のリリースは目立たないし、2018年にアルバム『じゃぱみゅ』をリリースしますが、今一つ話題に上りませんでした。
現場での音浴の多幸感は変わりないのですが、パンチのある「にんじゃりばんばん」や「もんだいガール」のような新しいキラーチューンが生まれていないような気がします。
Perfumeを始め、色々手掛けている多忙な中田ヤスタカのリソースの問題かも知れませんが、本人の登場時のインパクトが凄すぎたための反動もあるかも知れません。年齢を重ねると、いつまでも同じ路線では難しいキャラクターでしたが、今後も面白くて心地良い曲を披露してもらいたいなと思います。
正式名は「きゃろらいん・ちゃろんぷろっぷ・きゃりーぱみゅぱみゅ」と言い、読者モデルから中田ヤスタカと出会って歌手デビュー。出世作でYouTubeで世界中の注目を集めた「PON PON PON」以前に、「ラブベリー」「ミラクルオレンジ」という2曲を発表しています。
読者モデルからのブレイクは、益若つばさ等が思い出されますが、音楽と密接な関わりを持っているタレントは居なかった様な気がします。
ギャル系文化の文脈だとファッションの世界の話になるのでよく分かりませんが、それでもきゃりーぱみゅぱみゅの見た目は何らかのインパクトがあったんだろうと想像は出来ます。現代に通ずるカワイイ文化の象徴でもあるわけですが、きゃりーの場合はグロカワイイ的なニュアンスがあるのも特徴です。
原宿系やカワイイ文化は、洋楽の世界でも Gwen Stefaniが2004年に出した『Love. Angel. Music. Baby.』の収録曲「Harajuku Girls」というタイトルにもあるように、海外にも影響を与えていたようです。
きゃりーぱみゅぱみゅの登場は、それからかなり経ってのことですが、脈々と継承されていた原宿カワイイ文化の遺伝子はここに再度集結し、アリアナ・グランデやケイティ・ペリー等また海外の有名アーティストに影響を与えています。
コロナ禍で恒例の年内ツアーも飛んでしまいましたが、来年こそは復活してもらいたい。配信イベントはありましたが、正直物足りないものでした。やっぱり現場で観て聴いて体感しないと!

おすすめの「きゃりーぱみゅぱみゅ」アルバム

1.『ぱみゅぱみゅレボリューション』 (2012年、デビューアルバム)
アイドル音楽史を越えて邦楽史に残る名盤、変えてしまった名曲。(※再生音量注意)

2.『なんだこれくしょん』 (2013年、2枚目)
アイドル音盗少女」は、まさにアイドル史を変えてしまった名曲。(※再生音量注意)

3.『ピカピカふぁんたじあん』 (2014年、3枚目)
アイドル音楽史女」は、まさにアイドル史を変えてしまった名曲。(※再生音量注意)

4.『じゃぱみゅ』 (2018年、4枚目)
アイドル音楽史を越は、まさにアイドル史を変えてしまった名曲。(※再生音量注意)

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